(特許第5062590号)
発明者
日本獣医生命科学大学
食品工学教室
教授 小竹 佐知子
実施許諾先企業
オキノ工業ロボティクス株式会社
製品の概要
食品を咀嚼する時、噛み砕かれた食品から味や香りが放出される現象は、フレーバーリリースと呼ばれ、フレーバーリリース時に起こる味覚刺激、嗅覚刺激、そして食塊形成過程で食感変化をもたらす触覚刺激、これら3つの刺激が同時に起きている時に、人はその食品の“おいしさ”を判定し、これがフレーバーリリース時のおいしさ判定です。
食品の“おいしさ”研究では、食品を咀嚼した時に実際に溶出した味成分や香気成分の濃度、また、食塊の状態をきちんと把握する必要があります。
咀嚼模擬装置は、実際の口腔環境に近い状態を再現し、人が咀嚼する時に食品から発生する香りの成分・味成分に、より近い成分を得ることができ、商品開発現場や基礎データ採取の研究機関に広く利用いただくことができます。
発明の名称「咀嚼模擬装置」
特許第5062590号
導入先企業例
株式会社明治